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シャープ、液晶パネル部品を台湾で調達か


ニュース 電子 作成日:2009年10月5日_記事番号:T00018345

シャープ、液晶パネル部品を台湾で調達か

 
 業界関係者によると、液晶テレビ大手のシャープが、コスト削減を目的として、台湾から液晶パネル関連部品を調達する方向で検討しているとの観測が強まっている。3日付蘋果日報が伝えた。

 工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)の鍾俊元・デジタル分野総監は「シャープは日本製を強調しており、パネルの大半は亀山工場(三重県)で生産している。これに対し、ライバルの韓国LGエレクトロニクスは瑞儀光電(ラディアント・オプトエレクトロニクス)、中強光電(コアトロニック)など台湾メーカーの部品を使用しており、コスト競争力でシャープをはるかに上回っている。このため、シャープは部品の外部調達を迫られそうだ」と分析した。

 ただ、市場調査会社ウィッツビューの張小彪・光電事業処副総経理は、「シャープが採用している部品は、性能面の理由から日本メーカーが主に生産しており、台湾から液晶バックライトを調達するとしても低価格機種中心となる。このため、調達量はそれほど多くならないのではないか」と指摘した。