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台湾漁船で船長脅迫、日本が緊急入港を拒否


ニュース 社会 作成日:2009年10月6日_記事番号:T00018353

台湾漁船で船長脅迫、日本が緊急入港を拒否

 
 屏東県琉球港所属の漁船「漁群166号」で今月2日、台湾人の船長、機関長がインドネシア人乗組員に刃物で「殺すぞ」などと脅され、太平洋上から衛星電話で救助を求めた。船長らは操舵(そうだ)室に内鍵をかけて安全を確保し、台湾に向け航行しているが、台風18号(アジア名・メーロー)の影響による悪天候で10日程度かかる見通しで、家族らは焦りの色を濃くしている。6日付自由時報が伝えた。

 操業海域が日本の小笠原諸島に近かったため、同船舶は台湾の関係機関を通じ、日本側に父島港への緊急入港を求めたが、日本側は「差し迫った危険がない」として、入港を拒否したという。台湾外交部は引き続き、日本側との調整を進めている。同船舶は行政院海岸巡防署に対し、台湾と日本の中間線海域に艦艇を派遣するよう要請している。