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生活物価指数が初発表、9月は軒並み下落【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年10月6日_記事番号:T00018356

生活物価指数が初発表、9月は軒並み下落【図】

 
 市民の景況感を示す新たな経済指標として行政院主計処から5日初めて発表された9月の「生活物価指数」は、食品類が中心の「甲類」、甲類に教育・娯楽関連を加えた「乙類」、生活必需品が中心の「丙類」いずれも前月比1%以上のマイナス成長だった。主計処第3局の呉昭明科長は、「月成長率で見るため、生活に密着した物価の変動がよく分かる」と説明した。しかし専門家からは、「生活物価指数は、国際比較が可能な消費者物価指数(CPI)に取って代わることは不可能で、誰に見せたい指標なのか」といった厳しい意見も出ている。6日付経済日報などが報じた。
  
 食品類、水道・電気・ガス料金、ガソリン価格など190項目から構成される「甲類」の指数は、前月比1.23%下落の113.97ポイントだった。「乙類」はさらに、学習塾・予備校の費用、3C(コンピュータ、通信、家電)製品価格、旅行ツアー代金などが加わった224項目で、同1.14%下落の109.26ポイント。食品類、衣料、シャンプーやトイレットペーパーなどの日用品239項目から成る「丙類」は同1.11%下落の110.36ポイントだった。なお、各指数は2006年を基準値=100としている。
  
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 一方、9月のCPIは105.49ポイントで、前月比0.65%下落、前年同月比0.86%下落だった。呉昭明科長は先月に引き続き、「デフレ圧力はなくなった」とコメントし、来年にはCPI年成長率がプラスに転じるとの予測を示した。