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群創が統宝を合併、中小型パネル世界一へ【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月6日_記事番号:T00018377

群創が統宝を合併、中小型パネル世界一へ【表】

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下で中小型液晶パネルなどを生産する群創光電(イノルックス・ディスプレイ)と、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)傘下の統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)は5日、株式交換を通じて合併することを正式に発表した。存続会社となる群創は、単月の中小型パネル出荷枚数が2,200万枚に達し、来年は世界シェア20%を獲得して現在の世界3位からトップの座も狙える態勢となった。6日付工商時報が報じた。
 
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 群創の段行健董事長は、「技術面では統宝の持つ低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶パネルの生産技術を獲得でき、今後ハイエンドスマートフォンのサプライチェーン参入に有益だ」と語った。また、群創の中小型パネル生産能力は、統宝のラインを吸収することで倍増することになる。

 統宝は顧客にノキア、サムスン、モトローラ、宏達国際電子(HTC)などを、群創もノキア、ソニー・エリクソンなどを抱え、合併後は世界の大手携帯電話メーカーの大部分を顧客とすることになる。

 合併に当たっての株式交換比率は、現在の株価に基づき、群創株1株に対し統宝株8株。総買収額は210億台湾元(約580億円)。