中央流行疫情指揮中心を指揮する朱立倫行政院副院長は６日、11月から実施予定の新型インフルエンザ（Ｈ１Ｎ１型）ワクチン接種について、市民に一切の費用負担を求めないと表明した。政府が医療機関に対し１人当たり150台湾元（約414円）を支給することで対応する。７日付聯合報が伝えた。
朱立倫副院長（中）は、費用負担を掛けないことで市民のワクチン接種意欲を高めたいと語った（６日＝中央社）
既に実施されている季節性インフルエンザワクチンの接種は、ワクチン自体は無料で提供されるものの、その他諸費用については各医療機関で基準が統一されておらず、費用を一切請求しない小規模の医療機関がある一方で、台湾大学附設医院（台大医院）では受付費用としてかかる100元のほか、診察費名目の347元などを合わせ、合計577元の支払いが必要だ。
これについて衛生署疾病管制局は市民に対し、専用ウェブサイトで公開中の、インフルエンザワクチン接種を実施している各医療機関リストを見て、事前に費用を調べるよう促している。
流感防治網
http://flu.cdc.gov.tw/mp150.htm
