不動産市場の景気反転により、台北市の来年上半期の新規不動産開発プロジェクトの予約販売総額は1,000億台湾元（約2,770元）に達し、今年通年見通しの1,200億元に迫るという予測が不動産業者によって示されている。特に都市交通システム（ＭＲＴ）内湖線が開通した大直、内湖、および南港が新規物件の主戦場となりそうだ。７日付蘋果日報が報じた。
来年上半期に新規物件の予約販売が集中するのは、今年６月以降、物件の建築申請は累計で198件に上っているものの、審査のスピードが追い付かず認可件数は月平均34件にとどまっていて、正式な発売が来年にずれ込むケースが多くなるとみられるためだ。
なお、今年１～８月の台北市の不動産プロジェクトの平均販売率は62％で、前年の49％から明確な改善がみられた。
