ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

大型車用日本製タイヤ、円高で値上げ検討【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年10月7日_記事番号:T00018396

大型車用日本製タイヤ、円高で値上げ検討【表】

  
 住友ゴム工業から「ダンロップ」ブランドのタイヤを輸入・販売している国住橡膠は、円高でコストが高まっていることを受け、トラックやバスなど大型車用製品で10%程度の値上げを検討している。台湾普利司通(台湾ブリヂストン)では9月の大型車用一部値上げに続き、中型トラック用でも値上げの検討を始めた。7日付工商時報が伝えた。
T000183961

 
 国住はこれまで円高による15%のコスト上昇分を自社で吸収してきたが、これを販売価格に反映させたい考えで、オートバイ用でも5%の値上げを検討中だ。ただ、乗用車用17インチ以上の輸入タイヤについては、先ごろ政府が貨物税(物品税)引き下げを実施したことから、値下げも考えているという。

 台湾ブリヂストンは、大型車用のほとんどを日本から輸入しているが、グループ傘下のタイ工場からも1~2%を輸入しており、大型車用製品についてはこの比重を拡大することも検討している。

 なお、横浜ゴムは日本製タイヤの値上げの動向について、現時点では模様眺めの姿勢をとっている。