ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASUSとIBMが和解、相互授権で合意


ニュース 電子 作成日:2009年10月7日_記事番号:T00018403

ASUSとIBMが和解、相互授権で合意

 
 特許権を侵害されたとして互いに訴訟を起こしていた華碩電脳(ASUS)と米IBMは、広範囲にわたる相互授権(クロスライセンス)協議で合意に達し、全面的に和解したと共同発表した。司法関係者は、「今回の結果は、台湾ハイテク企業の国際特許訴訟を争う実力が大きく進歩したことを示す」と指摘した。7日付経済日報が報じた。

 IBMは2007年末、コンピュータ電源供給、冷却システム、クラスタリングなどに関する特許の授権期限が04年までとなっているにもかかわらず、ASUSがその後も使用を続けているとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴した。しかしITCは今年3月、ASUSは特許権を侵害していないとの判断を示し、連邦巡回控訴裁判所(CAFC)の控訴審でも訴えが棄却されている。

 一方ASUSも08年、IBMが同社の特許権2項目を侵害しているとして、米連邦裁判所のサンフランシスコおよびサンディエゴ地裁に対し提訴した。同裁判は現在も進行中だが、6日の和解発表に伴い、訴えはすべて取り下げられる見通しだ。