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「40ナノNANDで再起図る」、力晶・黄董事長


ニュース 電子 作成日:2009年10月7日_記事番号:T00018406

「40ナノNANDで再起図る」、力晶・黄董事長

 
 DRAM大手、力晶半導体(PSC)の黄崇仁董事長は6日、来年中に自前の技術によって40ナノメートル製造プロセスの16ギガバイト(GB)NAND型フラッシュメモリーを出荷することを明らかにした。DRAMとNANDフラッシュを生産、受託製造も行う初の台湾メモリー業者となり、黄董事長は「財務状況も徐々に改善しており、当社の再起に強い自信を持っている」と力説した。7日付経済日報が伝えた。

 同社のNANDフラッシュ技術は、最大手サムスン電子と半~1世代差に迫り、2位のハイニックスと同レベルに達しているという。今後、景気動向に応じてDRAM、NANDフラッシュ、受託製造の3分野で生産配分の調整を行い、企業体質を強化する構えだ。

 黄董事長はまた、「当社にとって最悪の時期は過ぎた」と述べ、今後2年はメモリー業界にとって良い時期が続くとの見通しを示した。上昇が続くDRAM価格については、「2.5米ドルまで上がる可能性がある」と語った。その上で、「業界でこれまで大幅な減産が行われたため、短期内に生産能力を全面回復させることは難しく、当面供給不足が続く」との見方を示した。