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LEDメーカー、来年は設備投資を倍増


ニュース 電子 作成日:2009年10月7日_記事番号:T00018407

LEDメーカー、来年は設備投資を倍増

 
 2010年は発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した液晶テレビの普及率が大幅に拡大し、LED素子の需要も急激に伸びると予想する台湾のLEDメーカーは、生産能力の拡充を急いでおり、有機金属気相成長法(MOCVD)装置およびパッケージング(封止)設備で供給不足が起きている。設備業者は、最近の資金調達の動きから、来年LEDメーカーの設備投資は今年に比べ倍増すると予測している。7日付電子時報が報じた。

 LED製造設備メーカーの米ビーコ・インスツルメンツによると、現在MOCVD装置の不足率は世界で10~15%に広がっている。また台湾の設備業者によると、LEDエピタキシャルウエハーメーカーの資金調達が今年170億台湾元(約470億円)を超えるとみられることから、来年同業界では大規模な生産能力拡大が予想されるという。

 なお市場予測では、09年の液晶テレビ世界市場規模は約1億3,000万台で、LEDテレビはその2.5~3.5%に当たる300万台を占める。来年は、液晶テレビ市場全体が1億5,000万台となり、これに対するLEDテレビの普及率は10%まで拡大する見通しだ。