台風17号（アジア名・パーマァ）通過後の６日に中国時報が行った馬英九総統の評価に関するアンケート調査で、満足度が47.3％に回復し４カ月ぶりに不満足（38.6％）を上回った。同紙が８日報じた。
馬総統は台風８号（同・モーラコット）の水害対応への不手際で、８月19日に行われた調査では満足度が就任以来最低の29.6％に落ち込んでいた。今回は台風17号に際し被害防止に積極的な姿勢を見せたことで、満足度が９月上旬より７ポイント上昇したという。
政府の台風17号への対応姿勢には58％が満足と回答した。ただ、宜蘭県で被害が出たため、宜蘭・基隆地区は満足という回答が全土最低の45％だった。
馬総統は台風８号で中国が台湾に送った計50億台湾元（約138億円）の援助に感謝の意を示したが、58％が援助の事実を知らなかった。援助の使い方については、71％が「中国の統一戦略やイデオロギーとは関係なく、被災者・被災地に有益であればうまく使うべき」と回答した。
