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9月の対中輸出額、1年ぶりの前年比プラス成長【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年10月8日_記事番号:T00018416

9月の対中輸出額、1年ぶりの前年比プラス成長【図】

 
 9月の輸出総額は190億7,000万米ドルで前月比0.3%増、前年同月比12.7%減だった。うち82億2,000万米ドルと国・地域別で最多の43.1%を占めた中国(香港を含む)向けが、前年比0.3%増と1年ぶりに前年比プラス成長に転じた。財政部統計処が7日発表した貿易統計を基に8日付工商時報が伝えた。
 
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 ただ9月の対中輸出額は、前月比ではマイナス0.9%の微減となっており、プラスチックおよびその製品のハイシーズンが8月で終ったこと、化学製品が同11.3%減となったことが原因とみられる。

 今後の見通しについて林麗貞財政部統計長は、「昨年は第4四半期に輸出額が大きく落ち込んだため、11月からは全体でも前年比プラス成長に転じ、12月には2けた成長となる」と予測した。また第4四半期通期では前期比5%増となると見込んでいる。

 一方、輸入総額は前月比3.1%減、前年比21.1%減の165億2,000万米ドルだった。うち資本設備が過去1年で最高の23億6,000万米ドルで、4カ月連続で20億米ドルを超えた。

 なお、1~9月累計の貿易黒字は220億米ドルで過去最高、前年比では153.3%増と大幅に増加した。石油輸入価格の前年比大幅下落が主因とみられる。