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高雄の日本人観光客、今年3割減の見通し


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年10月8日_記事番号:T00018420

高雄の日本人観光客、今年3割減の見通し

 
 高雄市政府が7日発表したレポートによると、高雄に宿泊する日本人観光客は今年通年で延べ13万6,000人と、前年比31%減少する見通しとなった。日本人客はこれまで、同市外国人観光客の4割を占めて重要な観光収入減となってきただけに陳菊・高雄市長(民進党)は同日、「今後日本向けのマーケティングを強化する」と表明した。7日付自由時報が報じた。

 一方中国人を含め、高雄市に宿泊する外国人観光客は今年、通年で同1.2%増の延べ52万人と予測されている。

 高雄市のホテル業界では最近、ダライ・ラマ14世訪台などに対する反発とみられる中国人観光客の宿泊キャンセルが相次ぎ、懸念を呼んでいる。しかし陳市長は「日本人客は消費力でも中国人客を上回っており、その減少が与える影響は中国政府による干渉よりも大きい」と語った。また日本人客が減った理由として、「多くのホテルで中国人客が増え、日本人客の足が鈍っている」と指摘した。

 なお、台北市では今年上半期、日本人客の減少は同6%にとどまっている。