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抗がん剤の台湾神隆、来年にも上場へ


ニュース その他製造 作成日:2009年10月8日_記事番号:T00018424

抗がん剤の台湾神隆、来年にも上場へ

 
 統一集団傘下で抗がん剤原薬を主力とする台湾神隆(サイノファーム・タイワン)は、年内にも興櫃市場(未公開株取引市場)への登録を果たし、来年第4四半期をめどに株式上場を予定している。8日付経済日報が伝えた。

 同社の董事長職は、これまで統一企業(ユニプレジデント)の高清愿董事長が務めていたが、経営が軌道に乗ったことから、台南紡織の鄭高輝董事長が後任として就任した。

 台湾神隆は1997年に設立され、2006年に黒字転換を果たした後、3期連続で黒字を計上するなど、統一集団の収益に大きく貢献している。バイオ業界は投資回収に時間を要するため、黒字転換には10年を要したが、抗がん剤は一般に製品寿命が長いとされ、今後は安定した利益貢献が期待できそうだ。

 台湾神隆は、中国江蘇省常熟市で今月にも新工場を着工し、11年から操業を開始する計画を明らかにしている。