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半裸モデル起用で批判、台中市の全国運動会


ニュース 社会 作成日:2009年10月9日_記事番号:T00018440

半裸モデル起用で批判、台中市の全国運動会

 
 台中市で8日に行われた、「全国運動会」(10月24~29日、日本の国体に相当)のユニフォーム発表会で、上半身裸にユニフォーム柄のボディペインティングを施した女性モデルが起用されていたことで、台中市議や婦人団体などから強い批判の声が上がっている。
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前列左から3番目の女性モデル、実は上半身裸。右隣の蕭家旗台中市副市長は「絵とは気づかなかった」と話したが...(8日=中央社)
 
 台中市の小中学校長も招かれた発表会では、ユニフォームのファッションショーが行われ、大会ユニフォームに身を包んだ女性モデルが登場した。と思いきやこのモデル、よく見るとトップレス。上半身はボディペインティングで、一見すると体にぴったりフィットしたユニフォームを着用しているかのよう。

 モデルは乳首にテープを貼ってはいたものの、「突起部分がはっきり見えた」「子供には見せられない」と顔を赤らめる男性校長もいたとか。

 ショーの主催者は、運動時の筋肉の動きや発汗量の違いなどを色分けして、分かりやすく表現したと説明。モデルも体育大学の学生で、運動会のスピリットに合致していると強調した。台中市教育処もこれを妥当と判断し、ゴーサインを出したらしい。しかし、台中市議や婦人団体は「こういった宣伝方法は運動会とは関連性がない」などと強く反発している。

 自治体がお色気路線に走り、批判を浴びるケースは台北市でも発生。9月に日本で行われた「2010台北国際花博覧会」の海外プロモーションイベントでは、日本の人気アイドル、南明奈さんをイメージキャラクターとして起用した。

 しかし台北市議からは、「南さんは露出度の高い写真集を出しており、知名度も高くない」として疑問視する声が上がった。同市観光伝播局は、「彼女は確かに元グラビアアイドルだが今は総合タレントとして活躍している」と反論。ただ、今後の人選はより慎重に行うとの考えを示した。