ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

陳前総統の拘置延長、高裁が判断変更せず


ニュース 社会 作成日:2009年10月9日_記事番号:T00018442

陳前総統の拘置延長、高裁が判断変更せず

 
 総統府機密費の横領などで一審で無期懲役判決が下された陳水扁前総統が、9月24日に下された拘置期間3カ月延長の決定を不服として、保釈を求めて行っていた抗告に対し、台湾高裁は8日の再審理で、当初の決定通りに拘置期限の延長を改めて決めた。9日付聯合報が伝えた。
T000184421

高裁に入る陳水扁前総統(左)。拘置延長の再決定を聞くと顔色を変えて落胆したという(8日=中央社)

 これに先立ち、最高裁は前日、陳前総統の抗告について、「安全要員による24時間の監視下にあり、逃亡が可能かは検討の余地がないわけではない」として、台湾高裁に再審理を求めていた。

 出廷した陳前総統は「逃走することはあり得ない」などと主張し、保釈を要求した。これに対し、台湾高裁は▽一審で無期懲役という重い判決を受けている▽外国の政界関係者と面識があり、一般人に比べ逃亡ルートを熟知している▽海外資産を隠匿しており、逃亡の可能性はさらに高い──などとして、拘置期限の延長は妥当との判断を示した。