金融持ち株会社大手10社の第１～３四半期１株当たり利益（ＥＰＳ）が相次いで発表され、富邦金融控股が1.82台湾元（約5.02円）で最高だった。富邦金のＥＰＳは今年通年で２元を超える可能性が高いと証券会社は予測している。９日付工商時報が報じた。
富邦金は９月の純利益でも20億2,000万元を記録し、２位の国泰金融控股（13億元）を大きく引き離して首位を獲得した。
龔天行富邦金総経理は第４四半期の見通しについて、「市場に劇的な変化が起きなければ、本業利益は安定成長が可能」としている。しかし、配当所得は既にピークを過ぎたとみており、「同期純利益が第３四半期を超えることはない」との見方を示した。
このほか、第１～３四半期ＥＰＳが１元を突破したのは、兆豊金融控股（1.06元）および国票金融控股（ウォーターランド・フィナンシャル・ホールディングス、1.01元）。
