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台湾元高警戒、中銀が資本規制示唆


ニュース 金融 作成日:2009年10月9日_記事番号:T00018444

台湾元高警戒、中銀が資本規制示唆

 
 台湾元相場は8日、1年来の最高値となる1米ドル=32.143元で引け、32元の大台割れを視野に入れた。これを受け、中央銀行は同日、「資本規制は有害なものではない。通常と異なる資本移動には、通常と異なる手段で有効な管理を加える」として、為替投機を防止するための資本規制措置も辞さない方針を示唆した。9日付工商時報が伝えた。

 中銀の声明は、ホットマネーの流入や為替相場の行き過ぎた変動を望まないという立場を重ねて表明した上で、「資本移動の全面禁止、資金の最低滞留期間を設けるなど複数の手段を総合し、柔軟に運用することは各国の特殊な需要に合致する」という国連貿易開発報告書の一節の中国語訳を添え、資本規制導入もあり得るとの考えを示した。