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台北ドーム問題、遠雄集団が市と協議


ニュース 建設 作成日:2009年10月9日_記事番号:T00018452

台北ドーム問題、遠雄集団が市と協議

 
 台北ドーム(台北市松山たばこ工場跡)の建設をめぐる提携業者選定に関し、監察院の是正要求を受け、台北市政府と対立している遠雄企業集団(ファーグローリー)は8日、市側と打開策を協議した。大きな歩み寄りは見られなかったものの、台北ドームの早期建設に向けて取り組む基本認識では一致した。9日付経済日報が伝えた。

 協議には双方の代表と弁護士らが出席した。今回の協議は遠雄集団が提携パートナーを竹中工務店からスポーツスタジアム設計大手の「HOK S+V+E」へと変更したことを入札規定違反だとす
る監察院の判断が主な争点となった。

 市側はHOKにドーム球場を建設した経験がほとんどないことから、竹中工務店のほうが勝っているとして、遠雄集団に監察院の要求に従い、提携業者を変更するよう迫った。これに対し、遠雄集団側はHOKにも十分な施工経験があるなどと主張した上で、監察院の是正要求の法的効力に疑義を示し、問題の核心をめぐる協議は平行線をたどった。

 双方は結論を持ち越し、それぞれ問題を持ち帰った上で、次回協議に臨むことを決めた。双方は2カ月以内に監察院に結論を示さなければならない。