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台湾人のコメ消費量、24年で4割減


ニュース 社会 作成日:2009年10月12日_記事番号:T00018471

台湾人のコメ消費量、24年で4割減

 
 行政院農業委員会(農委会)の統計によると、台湾人1人が1年間に食べるコメの量は、24年前の84.43キログラムから、昨年は48キロまで約43%減ったことが分かった。11日付自由時報によると、日本では過去10年で同67キロから61キロへの減少にとどまっており、台湾人がいかにコメを食べなくなったかが見て取れる。

 農委会農糧署の游勝鋒副署長によると、昨年は輸入原料の値上がりにより、小麦の消費量が約2割減少し、コメの消費量は小幅に増加した。しかし、長期的にみると台湾人の飲食文化は西洋化が進み、米食が肉類や魚介類に取って代わられる傾向が進んでいるという。

 衛生署は1日に摂取するたんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)の割合を示す「PFC比率」について、「13対27対60」を理想として提案している。しかし、農委会によると、現代台湾人の場合、これが「12.9対37対49.3」と、明らかに脂質の取り過ぎとなっており、さらに1日に摂取するカロリーも平均2,673キロカロリー(kcal)と、30歳男性に必要な摂取量を600kcal以上上回っている。