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北投ロープウエー、元事業者の敗訴確定


ニュース 運輸 作成日:2009年10月12日_記事番号:T00018475

北投ロープウエー、元事業者の敗訴確定

 
 建設が棚上げ状態となっている台北市の北投ロープウエーをめぐり、当初事業権を獲得した「儷山林休閒開発公司」が建設許可取り消しの無効を訴えた上告審で、最高行政裁はこのほど、原告敗訴の判決を言い渡し、事業者選定は事実上白紙に戻った。10日付工商時報が伝えた。

 北投ロープウエーは建設・運営・譲渡(BOT)方式で、2005年に同社が陽明山国家公園管理局から建設認可を取得した。しかし、行政院環境保護署は環境影響評価の実施が必要だとの判断を示したことから、管理局側が建設許可を取り消し、これを不服とした同社が行政訴訟を起こしていた。

 一方、北投ロープウエー建設に向け、北投温泉内の北投公園周辺に設置されたフェンスが放置され、景観を損ねているとの指摘が地元で出ている。これを受け、台北市政府は北投ロープウエーが当面着工できない見通しとなったことから、儷山林側にフェンス撤去を求める方向で調整を進める方針だ。