ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高級マンションの豪華設備、維持費高く使用停止相次ぐ


ニュース 建設 作成日:2009年10月12日_記事番号:T00018480

高級マンションの豪華設備、維持費高く使用停止相次ぐ

 
 ここ数年、高級マンションに高級ホテルを模したロビーやサウナ、スポーツジム、プールなどの施設を設けることがブームとなっていたが、電気・水道代や管理費など維持費用が予想以上に高く、使用停止に至るケースが増えているという。12日付中国時報が伝えた。

 台中市では付設プールが使用停止となっているマンションが多く存在するという。また一部では夏季だけの開放にとどめ、温水加熱装置の使用を抑えている。あるマンションでは、法令で定められているプール監視員の配置に、1人当たり月4万台湾元(約11万円)の賃金を住民が負担しなければならないことを考慮した結果、プールの使用停止を決議した。

 不動産仲介業者によると、比較的住民の数が少ない台北県や桃園県のマンションではさらに深刻な状態だ。プールやサウナなどの運営には光熱費だけでも月間10万元以上かかるため、1世帯当たり月間2,000元程度の管理費だけでは到底賄えず、最終的に使用停止に追い込まれるケースもあるという。

 業界関係者は、購入時に設備維持に関する十分な説明を行わなかった開発業者が責任を負うべきと指摘している。