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整流ダイオード受注、日欧大手から台湾へ大規模流入


ニュース 電子 作成日:2009年10月12日_記事番号:T00018487

整流ダイオード受注、日欧大手から台湾へ大規模流入

 
 整流ダイオード業界では、円高やユーロ高による価格競争力低下から、日欧大手がロー・ミドルエンド製品市場からの撤退を進めていることを受けて、強茂(パンジット・インターナショナル)や台湾半導体(台半)の受注量が爆発的に増えており、第4四半期業績への貢献が期待されている。12日付経済日報が伝えた。

 ロー・ミドルエンド製品の出荷量縮小に動いているのは、日本インター(本社・神奈川県秦野市、石井政夫社長)やサンケン電気(本社・埼玉県新座市、飯島貞利社長)、フィリップスで、3社とも世界シェア10位以内に入る。

 強茂の幹部によると、液晶テレビやコンシューマ向け電子製品の重要部品である整流ダイオードは、大手3社の出荷縮小で市場の供給量が激減、顧客からの需要が大幅に高まり、フル稼働で対応しているという。同社の9月売上高は過去23カ月で最高の4億2,000万台湾元(約11億7,000万円)となり、第3四半期の黒字転換を見込んでいる。

 台半も業績が上向いており、9月売上高は過去10カ月で最高の3億2,400万元を記録した。