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台湾の競争力、「2年以内の回復困難」【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018503

台湾の競争力、「2年以内の回復困難」【図】

 
 スイスのビジネススクール、経営開発国際研究所(IMD)のジョン・ウェルス校長は13日に台湾で講演を行うのに先立ち、12日に工商時報の取材に応じ、台湾の競争力が2年以内に回復するのは難しいとの認識を示した。13日付同紙が伝えた。
 
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 ウェルス校長は、IMDがまとめた競争力ランキングで台湾が前年を10ランク下回る23位に下落したことに関連し、「ランキングを2年以内に回復するのは難しい。ランキングは多くの統計数値や経済構造が関係している。台湾がよい評価を受けるためには、努力と同時に、時間との競争が必要だ」と指摘した。

 台湾が抱える問題点については、「台湾には製造業の基礎があるが、世界の景気後退で輸出不振に陥ってしまった。長期的にはサービス業、高付加価値産業へのシフトが必要だ」と語った。

 また、中国との関係については、「台湾は自分の役割を中国へのゲートウェーに限定するのではなく、域内ハブとして中国の代弁役を務めるべきだ。中国のリソースに接触するためには台湾と結びつきたいと世界に思わせることが望ましい」と分析した。