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高級住宅物件の駐車場、一般に開放義務付け


ニュース 建設 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018508

高級住宅物件の駐車場、一般に開放義務付け

 
 立法院交通委員会は12日、駐車場スペース確保を条件とした容積率奨励措置を受けた建築物に対し、駐車場を外部に開放するよう義務付けることを決議した。この結果、台北市中心部の高級住宅物件にある駐車場は、一般も利用できるようになる見通しだ。13日付中国時報が伝えた。

 こうした決議が行われた背景には、不動産開発業者が高級住宅物件の容積率奨励措置を申請するため、故意に住宅戸数を上回る駐車場スペースを設ける「裏口」を多用している事情がある。

 例えば、やり玉に挙がった「一品苑」(元大建設)の場合、戸数が55戸に対し、252台分の駐車場を設置することで、3.5階分の容積率優遇が認められていた。決議に従えば、開発業者はネット上や駐車場の出入り口に一般も駐車場を利用できる旨明示しなければならなくなる。