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作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018509
台湾初の民営太陽光発電所、台中港で建設へ
亜飛緑能は12日、台湾初の民営による太陽光発電所の建設計画を台中港務局に提出した。戦略パートナーの集光型太陽光発電システム(CPV)メーカー、瀚昱能源科技(コンパウンド・ソーラー・テクノロジー)と協力し、台中港電力専業区(II)内74.28ヘクタールの土地に、総発電容量60メガワット(MW)の設備を設置し、1日当たり(晴天時)48万キロワット時(kWh)の発電量を予定している。13日付工商時報が伝えた。
工事は3期に分けて行われ、第1期は遅くとも来年中に着工、2011年に完成する予定だ。発電容量は毎期20MWずつとする。投資総額は124億台湾元(約345億円)で、第1期の建設費用は44億7,000万元。銀行からの26億7,400万元融資を受けるほか、香港の星辰投資基金(スター・インベストメント・ファンド)から30億元を調達する予定だ。
同発電所では、瀚昱能源科技が生産する太陽電池モジュールを採用し、太陽追尾型システムも導入する計画で、3万5,000世帯に電力を供給できる見込みだ。台湾電力の1kWh当たり9.027元の電力購入価格で計算すると、年間売上高は11億3,300万元程度となる。また、同発電所は年間7万5,281トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる見込み。