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台塑海運、インド・タンカー需要を好感


ニュース 運輸 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018510

台塑海運、インド・タンカー需要を好感

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑海運(FPMC)は、商機開拓を目指し、インドなど新興市場への進出を視野に視察などを行っている。今月初旬にインドを訪問した楊映煌総経理は、同市場では特に製油産業への投資が伸びていることから石油タンカー需要が増すとみており、商機獲得に向け準備に早期に着手する構えだ。13日付蘋果日報が伝えた。

 台塑海運が保有する船舶は現在43隻で、年末までに7隻を投入する予定となっており、ばら積み海運最大手の裕民航運に迫る規模となる。さらに2011~12年には、18万~20万重量トンのタンカー7隻を含む、32隻を増やす予定だ。

 台プラ海運部門で台湾籍の船舶を担当する同社は昨年、3,000万台湾元(約8,400万円)の赤字を計上したが、一方外国籍船を担当するリベリア台塑海運が好調で1億3,000万米ドルの利益を上げた。今年は上半期利益がわずか650万米ドルにとどまっているが、下半期の業績向上を目指し、新興市場での商機開拓を積極化する。なお、楊総経理は来年の海運景気を楽観しており、業績の成長にも自信を見せている。