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花蓮の幹線道路、豪雨による土砂崩れで不通に


ニュース 運輸 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018513

花蓮の幹線道路、豪雨による土砂崩れで不通に

 
 台湾東部の花蓮県では、台風17号(アジア名・パーマァ)が接近した6日以降、連日の豪雨が続き、幹線道路の蘇花公路(宜蘭県蘇澳~花蓮)と東西横貫公路(台中~花蓮)で発生した土砂崩れの復旧工事が遅れ、一部で通行止めの状態が続いている。このため周辺の農家では農作物を北方向に輸送できず、いったん南下し台東経由で台湾本島をほぼ4分の3周し北部に運搬するなど、対応に苦慮している。交通当局は、蘇花公路は早ければあす(14日)午後5時までには通行可能となるとしている。13日付聯合報などが伝えた。
 
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蘇花公路は宜蘭県南澳で路肩が20メートルにわたって崩落した(12日=中央社)
 
 花蓮県吉安郷農会によると、台東から西部へ向かいさらに北上するルートでは、通常より5時間長い11~12時間かかり、コスト増につながっている。また輸送に長時間かかることで質が落ち、販売できない商品も出ている上、輸送車両の帰還が翌日の作業に間に合わないといった問題も起きている。このため、政府に補助を求める声も上がっている。

 また、ホテル・宿泊業界でも、観光客のキャンセルが相次ぎ、客室稼働率はゼロから2割まで落ち込んでいるという。