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TSMCの太陽電池事業、中部科学園区に工場設置か


ニュース その他製造 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018516

TSMCの太陽電池事業、中部科学園区に工場設置か

 
 13日付電子時報によると、太陽電池関連事業への投資を計画している台湾積体電路製造(TSMC)が、中部科学工業園区(中科)台中基地で借りている18ヘクタールの用地に、太陽電池の生産ラインを設置するとの観測が出ている。台中地区は川上から川下まで完結したサプライチェーンを備えていることが、同地を選ぶ理由とされる。

 太陽電池産業への参入に全力を投入する同社はまた、内部で人材を調達するほか、外部から業界のハイレベル人材を新戦力として獲得しているようだ。年内に新事業組織は100人に達する見込みだ。

 現段階で同社は、薄膜太陽電池を生産する方針で計画を進めているとみられる。しかし、薄膜製品は技術的に比較的参入が容易なことと、半導体設備業者が包括的なソリューションを提供していることから、業者が多過ぎる状態となっており、TSMCは独自戦略が必須と考え、これまでのノウハウを生かして変換効率の向上を目指す計画とみられる。