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石化原料の中国需要が一転好調、輸出オファー価格引き上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年10月13日_記事番号:T00018519

石化原料の中国需要が一転好調、輸出オファー価格引き上げ

 
 中国での国慶節連休終了後の稼動初日の12日、5大汎用樹脂メーカーで受注が一転急増し、台塑集団(台湾プラスチックグループ)や台聚集団(USIグループ)傘下企業で輸出オファー価格引き上げの動きが出ている。価格引き上げを受け、業界では中国の連休があったものの10月業績が9月を上回る可能性もあるとみている。13日付経済日報が伝えた。

 市場関係者によると、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)需要の伸びが最も目立つ。これを受け台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や李長栄化学工業では、PP価格を1トン当たり100人民元(約1,300円)引き上げた。ただ、台塑はPEやポリ塩化ビニル(PVC)価格はひとまず据え置くとしている。

 また、スチレンモノマー(SM)は1日から1トン当たり30米ドル引き上げられたものの、台湾化学繊維、台湾スチレンモノマー、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)などの受注状況は好調だという。

 台聚集団幹部によると、12日には受注や引き合いが殺到し、1日で今月分の輸出予定量を受注したため、引き続き11月分の受注を引き受けているという。