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公務中は禁止!大人気のバーチャル農場経営ゲーム


ニュース 社会 作成日:2009年10月14日_記事番号:T00018532

公務中は禁止!大人気のバーチャル農場経営ゲーム

 
 「うちの野菜が盗まれた!」「水やりをしなくちゃ!」ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイスブック(Facebook)」が提供する無料オンラインゲーム「ハッピーファーム(Happy Farm)」が今、台湾で爆発的な人気となっている。世界の同ゲーム会員370万人のうち台湾は320万人、なんと86%を占めるという。

 「Happy Farm」は、農場経営をバーチャルで楽しめるゲーム。一人ひとりが農場オーナーとなり、野菜や果物、家畜などを育てたり、農具や収穫物の売買も行う。時には他人の菜園の野菜を盗み、日ごろのストレスを発散させたりもできる。ゲームを通じて友達や同僚との交流を深められるのも人気の秘密だ。

 ところが、あまりにも多くの人が「Happy Farm」にハマり、仕事中にこっそり「畑仕事」や「野菜泥棒」に熱中する公務員が増えたことから、各県市が異例の対策に乗り出している。

 台北市では早々と1年以上前から公務中の「Happy Farm」へのアクセスを禁止しているが、昼休みだけは開放している。台北県は先月28日から禁止。台中県・市、高雄県、台南市、台東県などでも既に禁止しているが、新竹市や基隆市、彰化県などでは口頭で注意するだけ。嘉義県・市や屏東県など表立って禁止していない自治体もまだ多いようだ。

 朱立倫行政院副院長は14日、公務員が勤務中にゲームに熱中するのは不適切とコメント。公務員のみならず、民間企業でも就業中の「畑仕事」禁止令がますます増えていきそうだ。