ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中科4期の環境影響評価、条件付きで通過


ニュース その他分野 作成日:2009年10月14日_記事番号:T00018535

中科4期の環境影響評価、条件付きで通過

 
 行政院環境保護署の専門小委員会は13日、中部科学工業園区(中科)第4期基地(彰化県二林鎮)の環境影響評価をめぐる専門小委員会の第5回会合を開き、7時間にわたる審議の末、条件付きで審査通過を認める決定を下した。14日付工商時報が伝えた。
 
T000185351

13日、環境保護署には工場排水の影響を懸念する彰化県および雲林県の農業関係者など大勢が抗議に詰めかけた(13日=中央社)
 
 審査では周辺の海岸線にカキ養殖場があることに配慮し、工場排水に含まれる重金属濃度制限を法定基準の43倍厳しくすることが盛り込まれた。また、排水は干潮時の海岸線以遠に排出し、排出量を1日6万トン以内に制限することも決まった。排水設備の設置で開発費用は当初見通しを28億台湾元(約78億円)上回る見通しだ。
 
 中科管理局は、環境影響評価大会で正式に審査通過が決定するのを待って、半年以内に二林地区で635ヘクタールの用地を取得する方針。その後、汚水処理施設を整えた上で、来年7月までに友達光電(AUO)など進出予定の16社が工場を着工できる態勢を整える。