ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

富邦金控の主力事業、福建海西特区に進出へ


ニュース 金融 作成日:2009年10月14日_記事番号:T00018541

富邦金控の主力事業、福建海西特区に進出へ

 
 富邦金融控股の蔡明忠董事長は13日、傘下の3大事業(銀行、証券、保険)について、「今後、すべて福建省の『海峡西岸経済区(海西特区)』に進出させたい」との意向を示した。14日付工商時報が伝えた。

 富邦金控は、香港子会社の富邦銀行(香港)を通じて福建省のアモイ市商業銀行に20%近い出資を行っているほか、中国本部もアモイに設置している。また、傘下の富邦証券もアモイ代表事務所を設置している。

 蔡董事長は、海西特区では地域的な優遇措置が実施されるため世界貿易機関(WTO)の制約を受けない一方、「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」のような中台相互の優遇措置の実行が可能だと期待を示した。

 蔡董事長はまた、「今後ECFAや金融監督のための覚書(MOU)が締結されれば、両岸三地(中国、香港、台湾)には共同資本市場が形成され、企業はどこの株式市場で上場するか悩まなくて済むようになる」と語った。