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台湾大哥大、CATV業界で視聴率調査会社設立


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年10月14日_記事番号:T00018542

台湾大哥大、CATV業界で視聴率調査会社設立

 
 台湾大哥大(タイワン・モバイル)の蔡明忠副董事長(富邦金融控股董事長)は13日、台湾大哥大がケーブルテレビ(CATV)大手の凱擘(KBRO)を買収後、中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ)、台湾寛頻通訊顧問(TBC)などCATV大手各社と合弁で視聴率調査会社を設立する考えを明らかにした。これにより、ACニールセンによる視聴率調査の独占体制が崩れる見通しだ。14日付工商時報が伝えた。

 蔡副董事長は、台湾大哥大が凱擘買収でメディア産業の独占を狙っているのではないかとの声があることについて、「われわれが目指すのは独占ではなく、デジタルストリームだ。CATVはプラットフォームであって、コンテンツではない」と否定した。

 蔡副董事長はまた、凱擘買収でCATV網を手中に収め、中華電信よりも30%安い料金でブロードバンド事業のシェア拡大を図っていく姿勢を示した。

 現在、中華電信がブロードバンド市場でシェア83%を握っており、CATV各社のシェアは伸び悩んでいる。