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台湾銀行業界への出資解禁、工商銀と建設銀が先陣


ニュース 金融 作成日:2009年10月15日_記事番号:T00018574

台湾銀行業界への出資解禁、工商銀と建設銀が先陣

 
 中国の銀行による台湾の金融機関への出資解禁を控え、中国側の準備作業が大詰めを迎えている。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、中国工商銀行と中国建設銀行が台湾の金融機関に出資することを認めた。15日付工商時報が伝えた。

 両行の出資対象は、民間の中規模銀行で、PBR(株価純資産倍率)で1.5倍程度の金融機関が有力視されており、出資上限は20%となる見通しだ。出資上限は中台間で金融監督に関する覚書(MOU)を結ぶ際に交渉を行い、最終決定される。

 銀監会は覚書締結を待って、中国の銀行による台湾支店開設と台湾の銀行に対する出資を同時並行で進める方針を固めている。支店開設では中国銀行、交通銀行を優先させる方針だ。