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中鋼、12月価格引き下げを決定


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年10月15日_記事番号:T00018579

中鋼、12月価格引き下げを決定

 
 15日付経済日報によると、中国鋼鉄(CSC)が12月の価格引き下げを決めた。台湾鉄鋼市場で生産能力の拡大、輸入量増加などにより需給バランスが崩れ、さらに中国で鉄鋼価格の下落が続いていることが理由だ。専門家によると、値下げ幅は熱延製品で1トン当たり1,500台湾元(約4,150円)となる見込みだ。

 専門家によると第2四半期、鉄鋼市場の回復により、補修のため停止していた中鋼3号高炉が前倒しで稼働を再開するなど大幅な増産が進み、民間大手メーカーでは9月の月産量が10万トンを超えた。

 また中鋼の熱延コイル価格1トン当たり595米ドルに対し、中国では宝鋼集団など大手メーカーで同520米ドル、中堅メーカーでは同500米ドルまで下がっている。

 さらに第2四半期、多くの鋼材メーカーが海外から製品を調達し、現在納入のピークを迎え、在庫圧力が深刻な高まりを見せているほか、中国の鉄鋼価格下落に伴い、台湾の川下メーカーでは8月以降、受注量の縮小が進んでいるという。