ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

工研院開発の超薄型スピーカー、米「イノベーション・アワード」受賞


ニュース 家電 作成日:2009年10月15日_記事番号:T00018582

工研院開発の超薄型スピーカー、米「イノベーション・アワード」受賞

 
 工業技術研究院(工研院)開発の、紙を利用した折り曲げ可能な超薄型スピーカーがこのほど、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の「2009年テクノロジー・イノベーション・アワード」のコンシューマー・エレクトロニクス部門で部門賞を受賞した。台湾から初の受賞で、アジア勢としても今年選ばれた12部門の革新的技術で唯一の受賞となった。15日付中国時報が伝えた。

 このスピーカーは2006年から開発が進められ、柔軟性を実現するために各種の金属やプラスチック素材を試した結果、最終的に紙の利用にたどり着いた。1ミリ程度の薄さにもかかわらず、周波数20キロヘルツ(kHz)~200kHzを実現し、音響効果は従来製品に劣らないという。また、消費電力は従来のわずか10%で、省エネ効果も高い。

 WSJ紙は「この新技術は、スピーカー設計に画期的な変化をもたらすだろう」と評価した。同技術は現在世界で計45件の特許を申請しており、携帯用や車載用など幅広い分野で応用が期待できそうだ。