ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

インテルが外部委託拡大へ、TSMCなどに恩恵【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月15日_記事番号:T00018590

インテルが外部委託拡大へ、TSMCなどに恩恵【表】

 
 インテルは来年、32ナノメートル製造プロセスによる、ノートパソコン向け中央処理装置(CPU)「ウエストメア(開発コード名)」やノースブリッジチップの製造に注力するため、低価格ノートPC(ネットブック)向けや無線通信、デジタルテレビ用のチップなどについては、他社への委託生産を大幅に拡大する。これにより、ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)や、パッケージング・テスティング(封止・検査)の日月光半導体(ASE)などが恩恵を受ける見込みだ。15日付工商時報が伝えた。
T000185901

 
 インテルは32ナノ「ウエストメア」の量産を14日に発表したが、現在の45ナノから32ナノへの移行に、今後数百億米ドルの投資が必要となる見込みだ。このため、CPU「Atom」については、テレビ向けシステムオンチップ「Atom CE4100」を含めTSMCに製造を委託すると表明している。また、サウスブリッジとネットワーク用チップは既にTSMCが受託している。

 また、封止・検査については、ASEや矽品精密工業(SPIL)に対し、サウスブリッジのほか、無線通信のWiMAX(ワイマックス)向けチップの委託なども大幅に拡大するとみられる。