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ECFAの枠組み公表、貿易救済措置盛り込む


ニュース その他分野 作成日:2009年10月16日_記事番号:T00018598

ECFAの枠組み公表、貿易救済措置盛り込む

 
 施顔祥経済部長は15日、中台間で締結が検討されている両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の具体的枠組み内容を明らかにした。内容は5つの章から成り、アーリーハーベスト(関税の早期引き下げ措置)の項目には、臨時貿易救済規則、臨時原産地規則を盛り込む方針が示された。

 貿易救済規則とは一般に反ダンピング関税、補助金相殺関税、セーフガード措置などを指し、ECFA発効初期にダンピング行為などを防ぐのが目的だ。

 アーリーハーベスト措置をめぐっては、20日に訪中する黄志鵬・経済部国際貿易局長が中国側と第4回非公式交渉を行う際、台湾側の対象品目リストを示し、同時に中国側が示すリストを持ち帰る予定だ。その上で、中台双方は今月末にも初の公式交渉に臨む。

 一方、ECFAの枠組み内容には、中国が推進している福建省の「海峡西岸経済区(海西特区)」に関する内容は盛り込まれなかった。