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作成日:2009年10月16日_記事番号:T00018609
遠伝、アンドロイド携帯に参入
大手通信キャリア、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)は15日、米Commtiva Technologyと提携し、カスタマイズしたアンドロイドOS(基本ソフト)搭載の携帯電話「Commtiva Z1」を共同ブランドとして発売した。また年内には宏碁(エイサー)のアンドロイド搭載スマートフォンも投入する計画だ。16日付電子時報が報じた。
現在台湾で販売されているアンドロイド携帯のうち、遠伝が発売した機種は、最低価格の1万2,400台湾元(約3万4,800円)となっている。ただ、台湾大哥大(タイワン・モバイル)がこのほど宏達国際電子(HTC)のアンドロイド携帯を導入したほか、自社ブランドとして発売を予定する中華電信は普及を狙い1万元以下に抑える方針とされ、アンドロイド携帯の価格競争が始まりつつある。
遠伝と提携するCommtiva社は、2007年設立で、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)を主要な受託生産パートナーとする。
また遠伝は同日、アンドロイド携帯ユーザーをターゲットとしたオンライン・ソフトウエアストアをテストオープンした。今後ソフト開発者は、登録費500元を支払えば同ストアで自作ソフトを販売でき、売り上げは開発者7、遠伝3の比率で分配される。