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三次元回路の実験室、台湾に設置へ


ニュース 電子 作成日:2009年10月16日_記事番号:T00018615

三次元回路の実験室、台湾に設置へ

 
 工業技術研究院(工研院)と米アプライド・マテリアルズは15日、三次元回路(3D-IC)の実験室を11月中旬にも台湾に設置すると発表した。16日付工商時報が伝えた。

 双方は3D-ICの中核となる製造プロセスのカスタマイズ化を進め、現在主流となっているシリコン貫通電極製造プロセスの効率化を図ることで、ICやチップの開発期間を短縮するのが狙いだ。半導体メーカーは先進製品に対する初期投資額を抑制することが可能となる。

 李鍾熙工研院院長は「アプライド・マテリアルズが研究開発に参加したのは、工研院の研究能力が国際的に認められ、今回の研究に将来性があることを示している」と指摘した。

 李院長はまた、「台湾の半導体産業設備は後工程の部品が開発されていただけで、前工程は輸入に頼っていた。今回3D-ICの開発初期に設備メーカーが参加したことは、台湾が前工程の設備に関する製造プロセスを掌握できることを示している」と歓迎した。