ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ラリンクとリアルテック、無線LANチップでシェア拡大


ニュース 電子 作成日:2009年10月16日_記事番号:T00018616

ラリンクとリアルテック、無線LANチップでシェア拡大

 
 16日付電子時報によると、IC設計の雷凌科技(ラリンク・テクノロジー)と瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)は、ノートパソコンや携帯電話などへの搭載で来年の需要増が見込まれる無線LAN(WLAN)チップ市場で、相次いで受注獲得に成功しているもようだ。来年には両社合わせて20~30%の世界シェア獲得が期待され、米ブロードコムと米アセロス・コミュニケーションズによるシェア計90%の寡占体制を揺るがす存在となりそうだ。

 観測によるとラリンクは、既にヒューレット・パッカード(HP)のコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載ノートPC、低価格ノートPC(ネットブック)用無線LANチップを受注したとされる。またリアルテックは聯想集団(レノボ)、東芝からの受注獲得に続いて、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)向けにも来年から出荷を開始する見通しだ。

 両社の躍進は、ブロードコムが高価格戦略に固執する中、ノートPCの価格下落傾向が低価格路線を進める両社に有利に働いている上、上半期の無線LANチップの供給不足を受け、ノートPCメーカーがリスク軽減のため調達先を拡大していることが要因だ。