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TSMC、半導体景気回復でベア復活【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月16日_記事番号:T00018618

TSMC、半導体景気回復でベア復活【表】

 
 台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は、17日に行う従業員運動会で定期昇給の復活を宣言する見通しだ。16日付経済日報が伝えた。
 
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 TSMCはこれまで毎年4月に従業員の定期昇給を実施してきた。しかし、今年4月は金融危機後の半導体景気低迷を受け、中堅幹部以上の昇給を見送っていた。昇給復活は半導体景気の回復を示すシグナルとなりそうで、半導体業界他社の対応も注目される。TSMCは金融危機に伴い導入した無給休暇も他社に先駆けて撤廃していた。

 TSMCの第3四半期の売上高は899億3,700万台湾元(約2,530億円)で、前期比21%増と、金融危機前の水準の伸び率を回復。7月には従業員2万人に総額4億元の特別ボーナスが支給されている。

 業界では聯華電子(UMC)が今年7月の定期昇給を見送っているが、第3四半期に前期比21%の増収を記録するなど業績は好調で、来年は昇給復活が見込まれる。聯発科技(メディアテック)も初めて昇給見送りを決めたが、来年以降は昇給が再開される見通しだ。