ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国側に海洋測量資料提供か、政府は疑惑否定


ニュース 社会 作成日:2009年10月19日_記事番号:T00018625

中国側に海洋測量資料提供か、政府は疑惑否定

 
 国家安全会議の蘇起秘書長が、内政部の海洋測量研究チームに対し、台湾周辺海域の測量資料を中国経由で国連に提出するよう命じたとの疑惑が、蔡同栄立法委員(民進党)によって指摘された。19日付自由時報が伝えた。

 蔡立法委員は、台湾側の学者が中国国務院関係者と接触した際に情報授受があった疑いを指摘し、中国への情報提供が事実とすれば、「自らの地位をおとしめ、中国を宗主国としてあがめる行為である上、中国海軍に戦時用の情報を提供するに等しく、扉を開けて泥棒を招き入れるようなものだ」と非難した。

 これに対し総統府の王郁琦報道官は、「蘇秘書長はそのような指示はしていない」と否定。内政部の簡太郎政務次官も「そのような指示を上から受けてはいない。海洋探査資料は重要機密であり、学者には秘密保持に関する同意文書への署名を求めている。対岸(中国)への機密提供などあり得ない」と反論した。