ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国商務省、ECFAで研究報告発表【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018658

中国商務省、ECFAで研究報告発表【表】

 
 中国商務省は19日、中台間で締結が検討されている両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に関する研究報告の要点を発表した。同省の姚堅報道官は「協議締結は両岸経済の発展を積極的に促進する作用がある」と指摘した上で、中国の国内総生産(GDP)を0.36~0.40ポイント引き上げる経済効果が期待できるとした。20日付経済日報などが伝えた。
T000186581

 
 報告は、▽段階的かつ秩序ある形でECFAを推進する▽速やかに中台間の経済関係正常化を実現する▽相互の利益を考慮する▽中台の産業協力を強化する──などの点を呼び掛けている。

 中国側はECFAを正式には「両岸経済合作協議」(英文略称なし)と呼んでいる。報告は「中台間ではまだ、一部中国製品の対台湾輸出や(中国資本の)対台湾投資が制限されているほか、台湾の先端ハイテク産業の対中投資が解禁されていないなど、基本的な経済貿易面の往来が一部正常化されていない。これは両岸の経済協力拡大を阻害するばかりでなく、両岸経済合作協議の推進にも不利な影響を与える」と指摘した。

 なお、当初20日に行われる予定だったECFAをめぐる中台間の第4回非公式交渉は、土壇場で月末に延期された。