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関税引き下げ、物価抑制効果は「間接的」


ニュース その他分野 作成日:2007年8月2日_記事番号:T00001866

関税引き下げ、物価抑制効果は「間接的」


 行政院経済建設委員会の葉明峰副主任委員は、政府が小麦、トウモロコシなど7項目の緊急関税引き下げ措置を発表したことについて、「消費者物価を抑制する効果は間接的だ」として疑問を提起した。2日付経済日報が伝えた。

 葉副主任委員は「もし原材料が直接商品として流通するなら、関税引き下げが物価上昇を抑制するのに役立つが、加工プロセスが複雑だと、運輸、加工、人件費などのコストがあり、抑制効果が間接的なものになる。物価が上昇するという消費者の予想心理を軽減する効果があるだけだ」と主張した。

 一方、輸入業者は、「小麦を例に取ると、相場は10~20%上昇しており、関税を6.5%から3.25%に引き下げただけで、業者に値上げするなといっても無理なことだ」と指摘した。