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台湾製ナイロン6、中国が反ダンピング課税


ニュース 石油・化学 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018668

台湾製ナイロン6、中国が反ダンピング課税

 
 中国商務部は19日、台湾から輸入する合成繊維、ナイロン6について20日から4.2~4.3%の反ダンピング関税を課徴すると発表した。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)や中国石油化学工業開発(CPDC)、力鵬企業、集盛実業といった台湾メーカーへの影響が懸念されるが、税率は同じく同措置を受ける米国製品の30.4~36.2%、欧州連合(EU)製品の8~9.7%より低く、生産能力不足で輸入に依存する中国市場では、比較的有利とみられている。20日付工商時報が伝えた。

 中国商務部は、中国メーカーの申請に基づき、4月末からナイロン6に関する反ダンピング調査を行っていた。

 中国でのナイロン6需要は今年140万トンに達する見込みだが、50万~60万トンを輸入に頼っているのが現状だ。なお、昨年は輸入量57万トンのうち、台湾からの輸入が半分を占めた。