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自動車6大ブランド、来年は国産新モデル投入ゼロも


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018670

自動車6大ブランド、来年は国産新モデル投入ゼロも

 
 20日付経済日報は、台湾の自動車6大ブランドを生産する、国瑞汽車(トヨタ)、中華汽車工業(三菱)、裕隆日産汽車(日産)、台湾ホンダ、福特六和(フォード、マツダ)の5社による来年の国産新モデル車投入は、史上初のゼロ台となると伝えた。業者側は表向き、「モデルチェンジ周期の関係で『たまたま』ゼロとなる」と説明しているが、実際は財政部が自動車・バイクの貨物税(物品税)減税措置を年末で打ち切る姿勢を示していることで、メーカーが今後数年間の景気低迷を見越していることが要因のようだ。

 国産車新モデルの投入が行われない場合、海外大手ブランドによる台湾現地生産化にかかる投資が約50億台湾元(約140億円)減少するとみられるほか、台湾自動車産業の競争力低下にもつながると懸念されている。

 業界関係者によると、貨物税減免が打ち切りとなれば、来年上半期の市場縮小は避けられず、下半期に景気が回復したとしても、販売台数は今年と同規模の維持が精一杯で、20年来の最低水準から抜け出せないと予想される。