ニュース
自動車・二輪車
作成日：2009年10月20日_記事番号：T00018671
先勁科技の電気自動車、米エコカーコンテストで本選に
電気自動車技術を開発中の先勁科技（ＡＰＥＴ）はこのほど、米Ｘプライズ・ファウンデーションが主催するエコカーコンテスト「オートモーティブＸプライズ」に亜鉛燃料電池を使った電気自動車を出展し、19日までに本選進出を果たした。20日付中国時報が報じた。
先勁科技は５年前に一念発起して電気自動車の研究開発（Ｒ＆Ｄ）に参入した台湾人起業家、黄学正執行長（35）が設立した企業。同社が開発した亜鉛燃料電池は、現在電気自動車に主に用いられているリチウム燃料電池に比べ軽量なことが特徴だ。重さ180キロの亜鉛燃料電池で、350キロを走行可能だ。同性能のリチウム燃料電池の重量は360キロに達する。
また、亜鉛燃料電池は金属亜鉛を酸化させて発電するため、充電が基本のリチウム燃料電池とは動作原理が大きく異なる。
