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ソニーが液晶TVで低価格戦略、台湾受託メーカーに恩恵も


ニュース 家電 作成日:2009年10月20日_記事番号:T00018675

ソニーが液晶TVで低価格戦略、台湾受託メーカーに恩恵も

 
 液晶テレビ販売でシェア低下が続くソニーは2010年初頭から、台湾の受託製造メーカーのコスト対応力および柔軟性を利用して多くの低価格製品を発売し、サムスン電子から世界最大手の奪還を目指す。業界関係者は、ソニーが低価格製品の販売でシェアを挽回(ばんかい)すれば、これまで大規模な製造委託をしていなかったブランドも、低価格機種の外部委託を拡大せざるを得なくなり、その場合台湾の受託メーカーに大きな恩恵が期待されると指摘している。20日付電子時報が報じた。

 ソニーは先ごろ、メキシコの米大陸向け生産拠点であるメキシコ工場を鴻海精密工業に譲渡し同社への液晶テレビ製造委託を拡大した。ソニーは今後、鴻海と緯創資通(ウィストロン)の両社と委託関係を結び、受託価格を競わせることで、より大きな利益獲得と販売戦略の柔軟性確保を目指す。

 業界予測によると、ソニーが新たに発売する超ローエンドの新「Bシリーズ」は、32インチ型で価格が1万5,000台湾元(約4万2,000円)以下まで引き下げられるとみられる。